ドバイ首長国編

2008.10.01

今最もホットなリゾート地・ドバイ
日傘を差す歩行者の正体は?


ドバイは今世界の富裕層から最も注目されるリゾート地だ。中東のアラビア湾の入口にあるアラブ首長国連邦を構成する7つの首長国のうちの1つ。観光に力を入れ、連邦の首都であるアブダビ以上に目覚しい発展を遂げている。また高層ビルの建設ラッシュにも沸き、日本や韓国、中国の大手ゼネコンが大挙して現地に建設部隊を送り込んでいる。そのため、今は観光客や駐在員、出稼ぎ外国人が入り乱れ、人種の坩堝に。生粋のドバイ人は2割程度で、8割は外国人が占めているような状況だ。

天候はほとんど雨が降らず、5〜10月は晴れの日が続く。特に7、8月は灼熱だ。街中は40℃を越え湿度も高いため、サウナ状態となる。一方、11月〜 3月は冬に当たり、肌寒くなることも。さらに近年の異常気象の影響で2007年には激しい雨も降った。
しかし、現地人は、日傘も雨傘も使わないという。現地ツアーを主催する旅行代理店に聞くと、「ドバイ人が傘を差しているのなんて見たこともない」とそっけない答え。
だが、「夏に日傘を差す歩行者を見かける」という情報もある。そのことを別の旅行代理店に質すと、「それはおそらく観光客か駐在員でしょう」と指摘。日本や韓国、その他アジア地域などから訪れる人々が自分たちの習慣を持ち込んでいるという見立てだ。
ドバイでは、今後も開発計画が目白押し。200階建、高さ800m以上の世界一の高層ビル、バージュ・ドバイも着々と建設が進む。ますます人種が混在し、傘などの新しい文化が普及するきっかけになるのか、将来が楽しみだ。

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