2013年夏、街中に“パラソル男子”出現の予感!
2013.04.26
2013年は過去最高の暑さに?
日本洋傘振興協議会では、二十四節気のひとつで、夏の始まりの日に当たる、毎年の「立夏」の日(本年は5月5日)を“パラソルの日”に制定しております。パラソル(日傘。晴雨兼用日傘を含む)は、陽射しを防ぐとともに、紫外線や赤外線から身を守るUVケアにも適したアイテムですが、最近は、生地に遮光・遮光効果を持った特殊加工が施された「遮熱・遮光傘」も登場。パラソルはいまや、UVケアや紫外線ケアだけに止まらない、暑い夏のマストアイテムとして、再び注目を集めています。
洋傘の品質・信頼・安心の証として洋傘の品質基準「JUPA基準」を制定している日本洋傘振興協議会では昨年、遮光率が99%の生地を使用し、かつ一定基準以上の遮熱効果を持った傘に「遮熱・遮光マーク」を表示する制度をスタート。ココロとカラダをクールダウンさせる最先端の機能を持った日傘を、安心してお選び頂けるようになりました。
日本は昨年、北日本と東日本で猛暑に見舞われましたが、実は今年も、猛暑になりそうだという予感が。今年2月、アメリカ航空宇宙局(NASA)の付属研究所から、2013年世界の平均気温が過去最高になりそうだとの予測を発表。地球温暖化の影響で毎年の猛暑が恒例化しつつあるのかもしれません。
そんな中で、昨年夏「日傘を差した男性が急増」というニュースがメディアで相次いで報道され、話題を集めました。紳士用パラソルは、以前から主に雨晴兼用(UV加工を施した雨傘用の生地を用いた傘で、晴れた日は日傘としても使用できる)傘として販売されていましたが、昨年は美白を好む男性の意識の変化など、ファッション的側面から紳士用パラソルが見直され、販売数を伸ばしました。今年もアイテム数や売場の数も増加傾向。ファッションだけでなく、クールビズに最適なアイテムとしても、紳士用パラソルが注目を集めそうです。
「2013年は過去最高の暑さ」
米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙研究所(GISS)のジェームズ・ハンセン所長は2013年1月15日に行った記者会見で「2013年の世界の平均気温は、2010年に記録した過去最高記録を超える可能性が高い」と発表。実際にその3日後の1月18日、南半球のオーストラリア・シドニーの市中心部の気温が45.8℃を記録し、最高気温を74年ぶりに更新するなど、GISSの予想に沿った気象傾向が各地で発生し、話題を集めています。日本でも、気象庁が2月に発表した長期予報「寒・暖候期予報」によると、北日本・東日本・西日本の今年6~8月の気温は、平均より高くなる確率が「40%」と予報しています。日本の年平均気温も、100年前より約1.15℃上昇。特に1990年代以降、高温となる年が頻出していますが、今年はその傾向が強まる可能性があると言えそうです。
NASAゴダード宇宙研究所 webサイト(英語)
http://www.nasa.gov/centers/goddard/home/index.html
男性の4割が「美白男子になりたい!」
一方、最近の男性コスメのキーワードは「美白男子」。日焼けを避け、白く、キレイな肌を求める傾向が強くなり、UVカットのメンズスキンケア用品も人気です。意識面の調査でもその傾向は顕著に表れています。2012年のある調査によると、全国の高校生から50代までの男性750人に「美白になりたいか」と尋ねたところ、39.6%が「そう思う」と回答。20代では60%、30代では36%、40代でも32%が美白になりたいと答えています。最近は若い世代を中心に、男っぽさ、たくましさよりも中性的、身ぎれいを好む男性が増える傾向。その中で美白を求める男性も増えているようです。
「肌と紫外線対策」意識調査 (2012年2月実施)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000003149.html
紳士用パラソルに、新たなトレンドの兆し
男性にとっても美白の大敵となりつつあるようです。紫外線のピークは、実は5月と8月の2回。今年も5月5日の「パラソルの日」前後から、最初の山場を迎えます。そうした中、紳士用パラソルに関しては、近年各社とも力を入れ、商品点数やバリエーションを充実。今年も晴雨兼用、雨晴兼用、男女兼用などのカテゴリーで、様々な商品を投入しています。紳士用パラソルを扱う百貨店や専門店も大幅に拡大し、消費者が目にする機会も増えています。夏の強烈な陽射しをカットし、紫外線防止効果もあるパラソルは、女性はもちろんのこと、昨今の男性にとっても必要度が高いアイテムとなってきつつあるようです。流行や身だしなみに敏感な男性を中心に、新たなトレンドが芽生えようとしています。今年は街角でパラソルを差すビジネスマンやカップルで仲良く「ペア・パラソル」を楽しむ男性など、より多くの“パラソル男子”の出現が期待できそうです。
紳士用パラソル、新たなクールビズアイテムへ
夏場のヒートアイランド現象では、男性も日傘を活用することが、熱ストレスの軽減に有効――。環境省は2011年7月、独自の調査を基に、ヒートアイランド現象に対する適応策の効果と試算結果を発表。この中で紳士用パラソルの有効性を提言しました。
調査では、街路樹による日陰の形成、保水性舗装による路面温度の低減、クールビズ、緑陰における信号待ち、日傘の利用などを行った場合に歩行者が受ける熱ストレスを、「累積分泌発汗量」を指標に試算。その結果、上着を着用して歩いた場合に比べ、クールビズ(上着なし)では約11%、さらに日傘を併用すると約20%と、熱ストレスを大きく軽減できることが判明しました。特に日傘は「10m間隔で街路樹を形成する効果」(熱ストレスを9%低減)に匹敵するとして、「男女問わず日傘を活用することが望ましい」と報告。今後の課題では紳士用パラソルの「商品開発・普及等も並行して進める必要がある」としています。
クールビズの旗振り役を務めてきた環境省。さらに2012年4月発表の「ヒートアイランド対策マニュアル~最新状況と適応策等の対策普及に向けて~」でも、日傘の活用を改めて提言。今後、その有効性も普及啓発を進めていく予定ということです。紳士用パラソルもクールビズアイテムの一つとして、今後ビジネスマンの間で普及が期待できそうです。
「ヒートアイランド現象に対する適応策の効果と試算結果について」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14039
2013年は過去最高の暑さに?
暑くなる今夏。街中に“パラソル男子”出現の予感
日本洋傘振興協議会では、二十四節気のひとつで、夏の始まりの日に当たる、毎年の「立夏」の日(本年は5月5日)を“パラソルの日”に制定しております。パラソル(日傘。晴雨兼用日傘を含む)は、陽射しを防ぐとともに、紫外線や赤外線から身を守るUVケアにも適したアイテムですが、最近は、生地に遮光・遮光効果を持った特殊加工が施された「遮熱・遮光傘」も登場。パラソルはいまや、UVケアや紫外線ケアだけに止まらない、暑い夏のマストアイテムとして、再び注目を集めています。
洋傘の品質・信頼・安心の証として洋傘の品質基準「JUPA基準」を制定している日本洋傘振興協議会では昨年、遮光率が99%の生地を使用し、かつ一定基準以上の遮熱効果を持った傘に「遮熱・遮光マーク」を表示する制度をスタート。ココロとカラダをクールダウンさせる最先端の機能を持った日傘を、安心してお選び頂けるようになりました。
そんな中で、昨年夏「日傘を差した男性が急増」というニュースがメディアで相次いで報道され、話題を集めました。紳士用パラソルは、以前から主に雨晴兼用(UV加工を施した雨傘用の生地を用いた傘で、晴れた日は日傘としても使用できる)傘として販売されていましたが、昨年は美白を好む男性の意識の変化など、ファッション的側面から紳士用パラソルが見直され、販売数を伸ばしました。今年もアイテム数や売場の数も増加傾向。ファッションだけでなく、クールビズに最適なアイテムとしても、紳士用パラソルが注目を集めそうです。
「2013年は過去最高の暑さ」
シドニーで74年ぶり45.8℃を記録。日本では早くも“猛暑”の長期予報
米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙研究所(GISS)のジェームズ・ハンセン所長は2013年1月15日に行った記者会見で「2013年の世界の平均気温は、2010年に記録した過去最高記録を超える可能性が高い」と発表。実際にその3日後の1月18日、南半球のオーストラリア・シドニーの市中心部の気温が45.8℃を記録し、最高気温を74年ぶりに更新するなど、GISSの予想に沿った気象傾向が各地で発生し、話題を集めています。日本でも、気象庁が2月に発表した長期予報「寒・暖候期予報」によると、北日本・東日本・西日本の今年6~8月の気温は、平均より高くなる確率が「40%」と予報しています。日本の年平均気温も、100年前より約1.15℃上昇。特に1990年代以降、高温となる年が頻出していますが、今年はその傾向が強まる可能性があると言えそうです。NASAゴダード宇宙研究所 webサイト(英語)
http://www.nasa.gov/centers/goddard/home/index.html
男性の4割が「美白男子になりたい!」
UVカットのメンズスキンケア商品が隆盛。男性の意識にも変化が
一方、最近の男性コスメのキーワードは「美白男子」。日焼けを避け、白く、キレイな肌を求める傾向が強くなり、UVカットのメンズスキンケア用品も人気です。意識面の調査でもその傾向は顕著に表れています。2012年のある調査によると、全国の高校生から50代までの男性750人に「美白になりたいか」と尋ねたところ、39.6%が「そう思う」と回答。20代では60%、30代では36%、40代でも32%が美白になりたいと答えています。最近は若い世代を中心に、男っぽさ、たくましさよりも中性的、身ぎれいを好む男性が増える傾向。その中で美白を求める男性も増えているようです。「肌と紫外線対策」意識調査 (2012年2月実施)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000003149.html
紳士用パラソルに、新たなトレンドの兆し
売場数・アイテム数が増加中
男性にとっても美白の大敵となりつつあるようです。紫外線のピークは、実は5月と8月の2回。今年も5月5日の「パラソルの日」前後から、最初の山場を迎えます。そうした中、紳士用パラソルに関しては、近年各社とも力を入れ、商品点数やバリエーションを充実。今年も晴雨兼用、雨晴兼用、男女兼用などのカテゴリーで、様々な商品を投入しています。紳士用パラソルを扱う百貨店や専門店も大幅に拡大し、消費者が目にする機会も増えています。夏の強烈な陽射しをカットし、紫外線防止効果もあるパラソルは、女性はもちろんのこと、昨今の男性にとっても必要度が高いアイテムとなってきつつあるようです。流行や身だしなみに敏感な男性を中心に、新たなトレンドが芽生えようとしています。今年は街角でパラソルを差すビジネスマンやカップルで仲良く「ペア・パラソル」を楽しむ男性など、より多くの“パラソル男子”の出現が期待できそうです。
紳士用パラソル、新たなクールビズアイテムへ
環境省が“パラソル男子”の必要性を提言
夏場のヒートアイランド現象では、男性も日傘を活用することが、熱ストレスの軽減に有効――。環境省は2011年7月、独自の調査を基に、ヒートアイランド現象に対する適応策の効果と試算結果を発表。この中で紳士用パラソルの有効性を提言しました。調査では、街路樹による日陰の形成、保水性舗装による路面温度の低減、クールビズ、緑陰における信号待ち、日傘の利用などを行った場合に歩行者が受ける熱ストレスを、「累積分泌発汗量」を指標に試算。その結果、上着を着用して歩いた場合に比べ、クールビズ(上着なし)では約11%、さらに日傘を併用すると約20%と、熱ストレスを大きく軽減できることが判明しました。特に日傘は「10m間隔で街路樹を形成する効果」(熱ストレスを9%低減)に匹敵するとして、「男女問わず日傘を活用することが望ましい」と報告。今後の課題では紳士用パラソルの「商品開発・普及等も並行して進める必要がある」としています。
クールビズの旗振り役を務めてきた環境省。さらに2012年4月発表の「ヒートアイランド対策マニュアル~最新状況と適応策等の対策普及に向けて~」でも、日傘の活用を改めて提言。今後、その有効性も普及啓発を進めていく予定ということです。紳士用パラソルもクールビズアイテムの一つとして、今後ビジネスマンの間で普及が期待できそうです。
「ヒートアイランド現象に対する適応策の効果と試算結果について」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14039