今年も話題 日傘男子

2016.03.15
男性も紫外線対策に関心が3割強 女性の4割以上が日傘男子を容認

 近年では春夏になると必ず話題に上るようになったパラソルをさす「日傘男子」。百貨店などに特設売場を設ける店舗も増え、今季も注目を集めそうだ。
 そもそも男性は紫外線対策に興味があるのか。ネットリサーチを業務とするマイボイスコム社の2015年7月の調査によると、男性の3割強が「関心がある」と答えている。女性では9割近くに上り、まだ男女差はあるが、肌をこまめに手入れする「美白男子」が話題になる中、一定の男性が気にかけている現状がうかがえる。
 男性が行っている対策の上位五つは、「帽子をかぶる」「日焼け止めを使用する」「サングラスをかける」「UVカット効果のあるスキンケア商品を使用する」「なるべく肌を露出しない」。一方、女性は「日焼け止めを使用する」「日傘をさす」などが上位だ。意外だったのは、男性でも日焼け止めやUVカットのスキンケア商品を使う人が少なからずいることだ。男性で「日傘をさす」はまだ4.4%に過ぎないが、肌ケアへの関心から、今後は女性同様に日傘の使用が増える可能性はある。
 ただし、他のインターネット調査「ここワンリサーチ」によれば、男性が日傘の長所として考えるのは「紫外線対策が魅力」(18.0%)より、「体感気温が下がるのが魅力」(24.5%)。さらに男性が日傘を使うことを、男性の34.4%、女性の42.8%が「賛成」と答えている。男女ともに男性の日傘の容認派が一定数いる中、紫外線対策もさることながら、暑さ対策を前面に出して訴求することも、日傘男子普及のポイントになりそうだ。
 
 
新しい提案の男性用パラソル
 女性用と同様に男性用パラソルも年々デザインや機能が進化している。今季の注目の一つは従来のパラソルよりひと周り小さいサイズの商品だ(写真)。生地は1級遮光、遮熱、UVカット機能を施した「サマーシールド」を使用し、サイズは47cmと一般的な女性用パラソルと同じ。小ぶりになった分、よりパラソルらしい雰囲気を醸している。このような種類の多様化が、男性用パラソル市場の盛り上げに一役買いそうだ。








オーロラと東レの共同開発生地「サマーシールド」を使用。47cmのパラソルらしいサイズで、見た目も涼しげ。 (オーロラ ¥14,040 / 参考価格) 


ページトップへ

  • 街角傘美人
  • アンブレラマスター紹介
  • アンブレラ・マスターがいるお店