スウェーデン編

2007.09.25

大柄なスウェーデン人に人気のタイプは小型・軽量の折り畳み傘という意外性


スカンジナビア半島の半分を占めるスウェーデン。国土の50%が森林に覆われ、9万5千個もの湖が点在する、自然豊かな国だ。日本人にはバイキングの国として馴染みがあり、最近では同国の家具量販店IKEAが首都圏に出店し人気を博す。

また首都のストックホルムは14の島からなり、歴史的建造物も数多く残ることから、「水の都」、「北欧のヴェネツィア」とも称される。
そのストックホルムの年間降水量は5百mm強。東京の3分の1程度だ。しかし、そんな比較的少雨な土地柄でも、傘は方々の店で売られている。今年現地に渡航した日本人女性はその傘事情を次のように語る。
「老舗高級百貨店に陳列されていた折りたたみ傘は日本円で4千円くらい。カラーバリエも豊富でしたよ。その中には重さ138gという超軽量タイプもあった。店員は『折りたたみ傘は人気で、雨が降るとよく売れるわよ』と、言ってましたね」。その百貨店には他に1万5千円〜2万5千円のブランド傘も並んでいたという。
一方、やや庶民派の百貨店では千5百円程度のリーズナブルな折りたたみ傘を販売。さらに、雑貨屋に足を運ぶと、6百円〜千2百円という低価格帯のものも目にしたそうだ。
いずれの店でも人気は折りたたみ傘の様子。しかも小型・軽量のタイプほど値段は高かったという。大柄なスウェーデン人がコンパクト傘を求める姿は意外。利便性重視の傾向が強まっているということなのだろう。

ページトップへ

  • 街角傘美人
  • アンブレラマスター紹介
  • アンブレラ・マスターがいるお店